【おすぎのジレンマ⑱】根回し力って大事?交渉力と調整力の必要性!
「根回し」って言葉に、みなさんはどんなイメージを持たれますか?
なんか裏でコソコソやっていそう…
男なら(この言い方自体まずい気もしますが(笑))真っ向勝負してみろ!
どうせ政●家さんたちがやることでしょ?
なんて言葉が聞こえてきそうですよね。
正直、おすぎもなんとなく良いイメージがない「根回し」ですが、
実はおすぎはおたくにはもちろん、色々な人に「おすぎさんは本当に根回しが上手よねぇ」と言われてきました(笑)
自分にとってイメージが悪い言葉を言われるのもどうなのかと思っていたので、ある時この言葉について調べてみました。
すると、どうでしょう?
ウィキペディア先生によれば…
根回し(ねまわし)とは、樹木を移植するに先立ち準備する一連の作業のこと。転じて、物事を行う際に事前に関係者からの了承を得ておくこと(下打ち合わせや事前交渉などの段取り)を指す言葉ともなった。
とあり、さらに「根回し」でネットサーフィンをすると、比較的肯定的なコメントが(笑)
日経ビジネスのサイトには、「根回しは相手への思いやりの行為」(
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20141105/273422/
)なんていうタイトルの記事もありました。
もちろん、根回しをしすぎると公式決定の会議(場)が儀礼的なものになってしまうなんていう否定的なものもありましたが、私は社会人としてこの「根回し力」は無いよりはあったほうが良い大切なスキル&マインドだと考えています。
しかしながら、その「根回し力」が高いと周囲に言われているおすぎですが、なぜその数値が高いのか自分自身あまり理解していませんでした。
ただ、今回のジレンマを書くにあたり、それがまさにジレンマなんだなぁと気づくこととなりました。
昔から、おすぎは「頭を下げるのはいくらやってもタダ」「人にお願いをするのは心から」という言葉を大切にして、実行してきました。
だから、おすぎは自分が悪いと感じたらすぐにごめんなさいをしますし、他の人に何かをお願いする時には、心から本気のお願いをしていました。そして、何かお願いをするときには、関わるすべての人に極力きちんと面と向かってお願いとお礼をするようにしていました。
ただ、時には自分にとって苦手な人にも頭を下げたりお願いすることがありました。正直、これはなかなか気持ちの良いものではありません。でも、そんなとき、そこで頭を下げることや心からお願いをすることをためらうよりも、自分がお願いしたいことが実行されないことのほうがまずい!だから頭を下げるのはタダなんだし、人にお願いをするのであれば、好き・嫌い/得意・不得意なんていう感情は抜きにして、きちんとお願いをしようという姿勢を貫いてきました。
ゆえに、そういう姿勢が自然と身について今に至る、つまり「根回し力」の数値が高まっていったんだと思います。
そう振り返ってみると、「根回し力」っていうのはいくつかの要素に分けられるのではないかと考えます。
≪根回し力とは?≫
①やりぬく力:同タイトルの本なんかも出ましたが、きっとこの力、つまり目標&目的がハッキリしているからこそ、その目標&目的を達成するために根回しをしているんだと思います。
②人間観察力:いつどのタイミングで頭を下げたりお願いをしたりお礼を言ったり…これはいかに相手のことを本気で観察しているかにかかっているのかと。小さい頃から一人っ子で人間観察が趣味のおすぎだからこそ、自然と身についたのかなと。
③マメさ(笑):おすぎはよく「マメ」と言われます。正直、大胆とか男らしいなどと対極にいますが、この「マメ」さが根回し力を上げたのかなとおすぎのToDoリストには、「誰に何を●●するか?」まで書かれています。
さて、ここまで書いてこれが一体ワークショップと何が関係あるのか?
おすぎは手前味噌で正直恥ずかしいですが、元々天性の根回し気質から、さらにワークショップを運営する側になって、その力を磨いていったと考えています。
ワークショップを運営するって、本当に根回し力、もう少しかっこよく言うと交渉力と調整力が必要不可欠なんです!
日程調整や会場の交渉、他の運営メンバーとの意見の調整や参加者との場の交渉、まさに根回し力を磨くには本番さながらの練習試合が行える場なんだと思います。
もちろん、本番、つまり実生活の中でこそ、この根回し力は身につきます。でも、急にこれを試すのにはドキドキするなんていう人もいるかもしれません。
そういう人には、ぜひワークショップを運営することをオススメします!もちろん、BBQやレクリエーション大会でも良いかもしれません。ただ、自分で「主催」をするということを一度きちんと経験をしてみると、それだけでこの「根回し力」は飛躍的に向上しますし、何より自分に現時点で足りないものもみえてきます。
あっても決して困らない「根回し力」!
ぜひ、この「根回し力」を向上させる意味でも、一度ワークショップを主催してみませんか?