【おたくのジレンマ⑪ワークショップをどのように評価する?】
ワークショップの評価をどのようにされていますか?と聞かれることがあります。
ワークショップを主催をすると、参加者からどんな評価を得たか気になりませんか?今回の参加者は何が評価され、何を改善した方が良いのかを知ることはワークショップの改善につながります。一方で、時間超過により、アンケートに割く時間が十分になく、幾つか曖昧な形で評価されたり、参加者が途中退席/参加など評価をしづらい時もあります。
最近、個人的に感じているのは満足感や楽しさなどでワークショップを評価するのには限界があるのではないでしょうか。どのワークショップも基本的に面白いですからね。笑
じゃあ、評価はどのように作れば良いのか?
順序としては
・何段階評価を決める
・どの部分を評価されたいのか
・一定期間、同じ基準で評価する
基本的に評価は主観的です、人それぞれのこれまでに培った勘、経験によるものが多いです。しかし、何らかの基準を設けなければ、参加者は評価を下すこともできないですし、企画者は評価も得られません。別に評価が欲しくない人はアンケート紙を作らなければ良いだけです。笑
おそらく、評価には何らかの基準を設定します。まず最低限,何段階評価かなのかを示します。
評価の段階には10段階、4段階などがあり,また少ない数字がよいということもあります.
次に,ワークショップのどの部分について評価しているのかという視点を明確にします。
一口に「よいワークショップ」と言っても独自性がいいのか,内容がいいのか,場の雰囲気がいいのかなど目の付け所によってさまざまです.そのため複数の項目を作って評価するという方法もあります.
単一の項目で評価するならば,どの点に重点をおいているのか明記するべきだと思います.
例えば、
・独自性(オリジナリティーや新規性があるか)
・ルールやワークへの理解(ワークのルールが複雑じゃないか、わかりやすいか)
・相互作用(対話を通じて、お互いに影響し合えたか)
・場への配慮(ファシリテーターの介入など)
など
最後に一度設定したら何度か同じ基準で評価できるようにします。
数字だけで内容がはっきりしないと,基準がものさしの役目を果たしません。
ワークショップを評価するときに,前に作っておいた点数とその意味の対応を確認してから評価します。
とまあ、こんな感じに評価基準を儲けることはできます。個人的には評価するのは難しいと思いますが、評価してほしいポイントと目的を照らし合わせて、アンケート用紙を作るのは重要なのでなはないでしょうか。
それと、経験上、ワークショップの評価は実践者ほど、起きていることではなく、ファシリテーターを評価している傾向がありますので、ワークショップをじっくりと見つめ、純粋な気持ちで参加し、評価することは重要だと思います。