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ワークショップへのジレンマ

おたくとおすぎが杉並区にある私立高校で実践して得た知識・知恵を書いています。

【おすぎのジレンマ③】アイスブレイクは必要不可欠!?

「アイスブレイク」という言葉を聞いて、みなさんは何を想像しますか?

私が最初に聞いたのは、人生ではじめて参加した杉並でのワークショップの時でした。

その時の講師の方は、今も尊敬する北海道にいる女性なんですが、その方はアイスをブレイクするよりも、溶かすイメージでと仰っていて、私がアイスブレイクを行う際、今も「壊すではなく溶かす」を心がけています。

 

Wikiさんに聞くと…アイスブレイクとは初対面の人同士が出会う時、その緊張をときほぐすための手法。集まった人を和ませ、コミュニケーションをとりやすい雰囲気を作り、そこに集まった目的の達成に積極的に関わってもらえるよう働きかける技術を指す。アイスブレイクは自己紹介をしたり、簡単なゲームをしたりすることが多く、いくつかのワークやゲームの活動時間全体を指すこともある。「コミュニティビルディング(community building)」や「アイスブレイキング(ice breaking)」とも呼ばれている。 「アイスブレイク」という用語は、参加者の不安や緊張を氷にたとえ、その「硬い氷をこわす、溶かす」という意味を持っている。

こんな感じだそうです!

 

さて、そんなアイスブレイクですが、最近どこのワークショップや研修会、勉強会に参加してもかなりの高確率で実施されます。もちろん、私自身も外部で講師をやらせてもらう際や授業開きの時などは活用します。

でも、なんていうんですかね…「正直このアイスブレイクの時間必要?」なんていう時ありませんか??

先日参加したある高校生対象の講座では、アイスブレイク&自己紹介が3つもあり、最初の30分間くらいを使っていました。見学していた私からすると、最初のアイスブレイクで十分場はほぐれたから、本題のワークに入ったほうが良いのでは?と感じていました。体験していた高校生に話を聞くと、同じ答えが返ってきました。

 

さて、これはアイスブレイク以外にも言えることだと思いますが、ワークショップにおいて「何のためにそれをやるのか?」ってきちんと問い直したほうが良いと思うんです。そして、何より「その場の空気を感じて臨機応変に対応する」これが大事かなぁと思います。アイスブレイクをやること自体は決して悪いことではありません。ただ、必要不可欠かと言われると、例えばワークショップ開始前に十分緊張がほぐれた状況であれば、その時間をカットしても良いかもしれませんし、元々ある程度の人間関係ができている場であれば、無理に行う必要はありません。

 

やはり大事なことは「何のため?」、これを念頭に置いてその場の空気感を感じ取りながら、その瞬間その瞬間にあった場をつくることが大切だと思います。

 

ただ、これだけ言っておいてなんですが、私はアイスブレイクが大好きです(笑)アイスブレイクで行うワークはいくつも知っていますが、自分に合う、いわば得意技をいくつか持っておくと良いかもしれませんね。マーキーさんの『アイスブレイクベスト50』などはオススメの本です。

ちなみに、私の得意技の一つはHHT!みなさんご存知ですよね?

もちろん…ハイパーハイタッチ(笑)ただ、全力でみんなとハイタッチする。

老若男女、誰でもできるアイスブレイクなので、みなさんお試しください(笑)