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ワークショップへのジレンマ

おたくとおすぎが杉並区にある私立高校で実践して得た知識・知恵を書いています。

【おたくのジレンマ⑫】学校をプラットホームとした地域づくりを目指して

新年あけましておめでとうございます、2018年も本ブログをどうぞよろしくお願いいたします。

 

今年は年齢が30歳を迎える年となることもあり、これまでの「軌跡を何かしらのカタチや結果に残せる年にします」。2017年からこのブログをおすぎと進めてきているブログも試運転が終わり、今年はより良いものをさらに読者に届けられるように精進していきます。

 

昨日、年納めということもあり、このブログの共同運営者であるおすぎとの出会いの回想や過去の資料等を読み、思い返していました。

 

ひとつ興味深いのは「全く母校に帰る気がなかった人間(おたく)」と「この講座の授業へのやる気がなかった人間(おすぎ)」が0から「チーム作り講座」という授業を6年以上も一緒に創りあげていることでした。縁というもの不思議ですね。笑

二人の共通点はおそらく根本的に「学校をもっとおもしろい場にしたい」ということかと。

 

僕がなぜこの講座に関わることになったかというと、同年代でキャリアを築いたり、地域や大学生との連携が今後の教育現場での鍵になるということを確信していたからです。簡単に言えば、学校をプラットホーム化したいんです。

 

もともと教員と教員志望者をつなぐイベントを主催していて、ワークショップという手法を用いて、毎月のように対話型のイベントや大学の教員養成課程では学べないプログラムを提供していました。これを早期の段階で提供すれば、効果的ではないかという考えから、何人か知り合いに相談していたところ、たまたま母校を紹介してもらったことをキッカケに卒業以来、私は2011年の夏休みに母校に訪れることになりました。

 

そこからおたくとおすぎの高校生向けのワークショップの軌跡がスタートし、全くタイプの違う二人がこの授業を作り上げていきます。

 

当時は全国的にこのような授業を実践している方は少なく、手探りをしながら、トライアンドエラーをしながら進めて行きました。

 

ワークショップは基本的には3時間以上のものが多いですが、教育現場では50分、100分と通常と比べて非常に短いので、何をやるにも「どうすればできるだろう」「どう理解させるか」の連続でした。お互いのマインドが「常に改善したい」「面白いことが好き」「チャレンジ精神」ということがマッチしたこともあり、良いものを提供してきました。

 

もともとは、当講座の目標は「全員がファシリテーターになる」ということから始まった講座も現在は「場を創り、場に価値を」というコンセプトをベースとしたプログラムを毎年、大学生のサポーター、プロフェッショナルな社会人、地域、非営利団体などから多くの支援、連携を受けたり、講演や研究等も行いながら推進しています。

 

2018年はこの軌跡を辿る中で得た実践値を教育現場で同様のこと実践したい方に向けて、情報を提供したいと考えています。
今後も学校をプラットホームとした地域との連携を軸に素敵な場を提供し、10年後、20年後を見据えたプログラムやコミュニティを創れるよう精進していきますので今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。