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ワークショップへのジレンマ

おたくとおすぎが杉並区にある私立高校で実践して得た知識・知恵を書いています。

【おすぎのジレンマ ⑮】 本番よりも終わった後が肝心よ❤

意味深なタイトルですよねぇ(笑)

ってか、完全に狙っています。

まぁ、ジレンマもたまにはこういう回があっても良いですよね!?

 

って、もちろん本番ということはあの話ですよ❤

そして、本番よりも終わった後が肝心って…そう!ワークショップのことですよね!!

むしろ、何でもそうだと言えますが、たとえばおすぎの立場でいえば、部活の公式戦などは本番でどう戦ったかということももちろん大切ですが、なぜ勝利したのか、逆になぜ負けたのかをきちんと分析することが大切なはずです。

 

しかし、意外と終わった後、つまり“アフターフォロー”ってしているようでしていないってことありませんか?

実はアフターフォローに導くための魔法の言葉があります!その一言とは…

 

「どうだった?」

 

です(笑)

 

たとえば、

・部活の試合後、「どうだった?」と聞いてみる。

・定期試験後、「どうだった?」と聞いてみる。

・映画鑑賞後、「どうだった?」と聞いてみる。

・ワークショップ後、「どうだった?」と聞いてみる。

 

どんなことにも言えるのですが、終わった後に「どうだった?」と聞いてみるだけで、本番で自分自身が何を得て、何ができなかったかを考えることができると同時に、アフターフォローも的確にできるようになります。

 

ワークショップにおいては、おそらく“チェックアウト”や“リフレクションシート”などが「どうだった?」に該当するかもしれません。もちろん、ワークショップ後に、講師が直接参加者に「どうだった?」と聞いてもよいですし、ワークショップ後に懇親会などが設定されている場合には、一番本音が聞きやすいかもしれませんね。

 

ただし!!

「どうだった?」だけでは、アフターフォローにはなりません。

「どうだった?」はあくまで、どうアフターフォローをすれば良いかの材料を見つけるだけにすぎません。

 

たとえば、映画にたとえてみましょう。デートで彼女と映画を観に行く。

そして、映画鑑賞後、魔法の言葉発動!!

彼氏「どうだった?」

彼女「もう少し落ち着いた映画だと思ったんだけれど…」

 

さて、この言葉を聞いて、ここからがアフターフォローです。さて、もしまた映画を一緒に観に行く時、あなたがその彼氏ならどうする!?

 

A:もう少し落ち着いた映画をピックアップする

B:彼女に見に行きたい映画を決めてもらう

C:もっと「どうだった?」を活用して、さらに彼女のニーズをさぐる

D:もっと激しい映画をピックアップする

 

さて、どうしますか?って、D以外はきっと正解…否、もしかしたらDでも彼女の新しい世界が開けるかもしれませんが、Dにいくには相当のアフターフォローが必要かもしれません。

 

そのようなわけで、ワークショップにおいてもワークショップ本番後のアフターフォローをどうするかが肝心だと思います。

いや、僕は講師として呼ばれて、この本番だけやれば良い!あとは、参加者にお任せよ。そのスタンスも決して否定はしません。

ただ、きっと素敵なワークショップを創り上げる方々は、その後直接的に関わらなくともアフターフォローを促すような雰囲気や場を生み出しているような気がします。

 

ワークショップ本番後を、参加者にゆだねる、ワークショップの場で学んだことをその後実生活にどう活かすかは参加者ひとりひとりの責任…もちろんそういう見方もあるかと思いますが、ワークショップをイベントで終わらせないためにも、アフターフォローまで考えたワークショップの設計をしてゆきたいなと思います。

 

さて、みなさん、ワークショップへのジレンマもこれで第15回をつれづれなるままに書き連ねてきましたが…

 

「ワークショップへのジレンマ、どうだった?」

 

ぜひ、忌憚ないご意見をお聞かせください(笑)

よろしくお願いいたします。